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飛鳥文化

飛鳥文化とは、推古朝を中心とする時代の文化が、朝廷の所在地である飛鳥(奈良県)であったことから名付けられたものです。
この時期の文化は、中国(南北朝)、朝鮮半島(新羅・百済・高句麗)の文化的影響を、強く受けたものでした。

538年に百済から公式に伝来した仏教は、当初、渡来人や一部の豪族たちに信仰されていただけでしたが、594年に仏教興隆の詔が出されると、広く普及するようになります。
仏教の布教に貢献したのは、蘇我氏と厩戸王(聖徳太子)でした。

特に厩戸王は、仏教に対して深い理解を示し、法華経・維摩経·勝鬘経の三つの経典の注釈書「三経義疏(さんぎょうのぎしょ)」をあらわしたと伝えられています。

古墳にかわって、豪族の権威をあらわすものとして寺院や仏像が数多く建立されたのですが、一般の人にとって仏教は呪術的なものとして信仰されていたようで、仏像をつくるのは祖先の冥福を祈るためや病気回復祈願のためといった理由からでした。

蘇我氏の発願によって建立された飛鳥寺(法興寺)、厩戸王の発願による四天王寺や斑鳩寺(法隆寺)、広隆寺などが代表的なものです。

仏像彫刻については、中国の北朝様式の影響を受けた北魏様式と、南朝様式の影響を受けた南梁様式があり、どちらも朝鮮の高句麗、百済を経由して倭国に伝わったものです。

仏師鞍作鳥(止利仏師)作の最古の仏像、飛鳥寺の釈迦如来像、法隆寺金堂釈三尊像、法隆寺夢殿救世観音像などは、厳しい表情に古式の微笑をたたえた北魏様式のものと言われています。

仏教は、紀元前5世紀頃に、インドの釈迦によって創唱されたのが始まりです。
インドから中国、朝鮮半島を経由して日本へ伝わった大乗仏教は、修行者中心の小乗仏教と比べて、あらゆる人を救済するものだったため、人々に受け入れられやすかったのです。

また、死後の世界を明示した点も、人々の関心をひいた理由の一つと言えるでしょう

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